ページタイトル病院長ご挨拶

新年度のご挨拶
変化する医療の課題に柔軟に対応できる病院をチームワークで実現します。

国立病院機構 米子医療センター 病院長 久留 一郎  

【はじめに】

 新緑の候、皆様におかれましては、ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。さて、長い間私たちの生活に大きな影響を与えてきた新型コロナ感染症は、 5月からインフルエンザなどと同様に扱う病気に変更されます。しかし、新型コロナ感染症の性質が変わるわけではないので、上手に付き合って健康に過ごして頂きたいと思います。 米子医療センターはチームワークで病院の体制や機能を充実させ、様々な課題に対応して地域の医療に少しでも貢献できるように努力して参ります。 そこで新型コロナ感染症との付き合い方を考えながら、当院の課題に対応できる“医療の質の向上”の目標を述べたいと思います。

【コロナ流行の季節を考えて感染対策を心がけましょう】

 2019年末に発生した新型コロナ感染症はその危険性から感染症法での重大な影響を与える恐れのある2類相当に位置づけられました。 その後、重症度が低下し、感染者数や死亡者数が減少しました。重大な影響を与える恐れがある状態ではないと政府が判断し、 5月より季節性インフルエンザなどと同様の病気(感染症法5類)として扱うことに決めています。しかし分類が変更されても、新型コロナ感染症の性質が変わるわけではありません。 油断は禁物です。どのような点に注意すればよいでしょうか?新型コロナ感染症は人の移動が多くなる時に流行しますから、年末年始(1月頃)、ゴールデンウイーク(5月頃)、 お盆の時期(8月頃)と年3回の流行が予測されます。流行する季節を理解して、新型コロナ感染症の対策を講じましょう。具体的には、流行の季節が来たらマスク着用と換気、 手指衛生等の基本的な感染対策の強化が大切です。例えば①症状のある場合、②家庭内に感染者がいる場合、 ③高齢者など重症化リスクが高い方に感染を広げる可能性がある場合にはマスク着用などの感染対策が有効と考えられています。 「衣替えのように、流行の季節に合わせて感染対策に心がけましょう。」

【人との交流が変化への対応力を育みます】

 私たちは医療や保健制度を向上させて健康寿命を延ばしてきました。最近の医療統計によると、2007年に米国・カナダ・イタリア・フランスで生まれた子供の50%は少なくとも104歳まで、 日本の子供は107歳まで寿命がある確率が50%あるそうです。まさに私たちは「人生100年時代」を生きています。寿命が延びれば、それだけ様々な変化を経験しますので、 対応力が必要です。新型コロナ感染症のような難しい変化に対応しようとする時には大きな不安やストレスを感じます。 イギリスの心理学者が「対応力を育んで人生100年時代を健康に生きるためには、友人や様々な人との交流を強くすることが大切です」と言っています。 人との交流を通して大切な情報が手に入りやすくなり、時代の変化に対して心の準備ができますので、不安やストレスが減ります。交流を通して健康長寿を目指しましょう。

【チームワークで課題に対応できる質の高い医療を創って行きます】

 一般に医療の質は、“効果、安全性、患者さんの満足度”で表されますので、治療の効果や安全度と患者さんの満足度が高いほど医療の質は高くなります。 医療の質は病院のチームワークによって更に向上しますので、当院の医療の質は以下のようなイメージとなります。

 当院の医療の質=医療の質(効果があり、安全で、満足度の高い)×病院のチームワーク

私たちは患者さんとの交流を大切にし、職員の“チームワークの輪”をさらに強くして、様々な医療の課題や変化に対応しながら、医療の質の向上に努力いたします。 本年度も米子医療センターは地域の皆様の健康に寄り添っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 2023年度 共創の医療を実現する
  1. 変化への対応力を強化して患者中心の医療を実現する。
  2. 部門内・部門間でチーム医療を着実に推進する。
  3. 教育・研修、研究を共に推進する。
  4. 病院全体の機能を皆で構築する。

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