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ページタイトル勝たんと打つべからず、負けじと打つべきなり!

平成30年1月1日  院長 M副 隆一

新年明けまして、おめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。今年も無病息災で、幸多き1年になりますようお祈り致します。

昨年は、第45代米国大統領にドナルド・トランプ氏が就任し、世界の多くの国が自国第1主義に傾いてきた感があります。そういう中で、北朝鮮は、度重なる弾道ミサイルや大陸間弾道ミサイルを発射し、近隣諸国への威嚇行為をエスカレートさせ、9月には6回目となる核実験を強行しました。

2018年の今年は、明治元年(1868年)から起算して満150年の節目に当たります。歴史観のひとつに「70年周期説」という見方がありますが、日本の歴史を振り返ってみると、およそ70年程度のサイクルで大きな「社会変動」や「価値観の破壊」が起きています。

最近では、明治維新から70数年で第2次世界大戦が勃発していますし、それから70数年を経た今年が果たしてターニングポイントの年になるのか、危機を感じるこの頃です。

医療の分野においても、少子高齢化の進む中、イノベーションへの期待と制度の持続可能性のはざまで、適切なインセンティブ構造を作り上げるべく、さまざまな政策が進められようとしています。

その中のひとつに、団塊の世代が75才以上になる2025年を見据えた医療と介護の制度設計が挙げられますが、2025年はあくまで課題対応の出発点であり、団塊の世代の大半が人生を卒業する2040年ごろまで続くことになります。

すなわち2025年までは、若い世代の急性期医療のニーズが減少し、高齢者の医療と介護への対応が迫られますが、その先には、支え手の世代が細る人口減少社会が待っています。

米子医療センターは、これまで右肩上がりの実績で地域の医療を支えてきましたが、医療ニーズの減少が見込まれる中にあっては、「勝たんと打つべからず、負けじと打つべきなり」(徒然草 110段)の姿勢で、地域の医療をしっかり守っていきたいと思います。

最後に、今月末に病院の東側に3階建ての「米子医療連携センター」が完成します。1階には医療講演会のできる「くずもホール」(200人収容)、2階にはがん患者さんの在宅療養を支援する「地域ケア推進室(地域医療連携室)」、職員仮眠室、3階には研修医や学生の控え室、スキルアップ・ラボなどを整えました。

2月4日午後に完成記念講演会「認知症の時代をどう生きるか! 〜その予防、治療、サポートまで〜」(招聘講師:武田 雅俊先生:大阪大学名誉教授、日本精神神経学会 理事長、世界老年精神医学会 理事長)を「くずもホール」で予定しています。多数の皆さんにご参加いただければと存じます。