膵臓がん
現状
膵がんで毎年22,000人以上の方が亡くなっています。
身体のまん中にあり、胃・十二指腸、小腸、大腸、肝臓,胆嚢,脾臓に囲まれ癌が発生しても早期発見が難しいため、手遅れで発見される事が多いのです。
糖尿病の罹患や大量飲酒に伴う慢性膵炎により危険性が増します。
症状
早期の膵がんの特徴的な症状はありません。上腹部の重苦しさ、食欲不振といった漠然としたものが多いです。
膵ぞうの頭部に癌ができ、胆管がつまって黄疸を生じ比較的早期に発見される例もあります。
糖尿病のコントロールが急に悪化することもあります。
検査
超音波検査や胃の内視鏡、レントゲン検査等にて胃潰瘍、胆石などの一般的な病気を除外。MRIによる胆管、膵管検査(MRCP)が進歩し、CT検査とあわせてすい臓を調べる。
治療
外科治療(手術)、放射線治療、化学療法(抗がん剤)の3つがある。腫瘍の進行度と全身状態を考慮してこれらを組み合わせた治療(集学的治療)が行われる
外科的治療は最も確実な治療法だが、肝転移、主な動脈へのがんの浸潤がある場合は手術以外。
近年、抗がん剤治療も進歩が著しい。
受診の手順
受診科:内科(消化器)