ページタイトル子宮体部がん

現状

子宮体部癌の罹患率は、最近、増加傾向にあります。子宮癌全体に占める子宮体部癌の割合は以前、5%程度といわれていましたが、最近では約30%を占めるほどになっています。

子宮体部癌になりやすい原因としては、未婚、不妊、閉経後、初妊年齢が高い、出産児数が少ない、30歳以降の月経不規則、卵胞ホルモン服用歴、それに加えて、高血圧、肥満、糖尿病などがあります。

症状

不正性器出血が主な症状ですが、子宮頸部癌のように性行後の出血ではなく、原因もなく少量の出血を繰り返し、この症状が持続します。子宮体部癌は50歳代の更年期の女性に起こりやすいので、不正性器出血を月経不順と混同しがちですので注意する必要があります。

検査

検査方法としては、子宮内膜の細胞診、組織診を行いますが、超音波断層法、MRI、CT検査も有用な検査となります。

治療

治療は、手術可能例では手術を行い、必要に応じて化学療法、放射線療法、ホルモン療法を選択致します。頸部癌同様、早期癌の治療成績は良好ですので、早期発見、早期治療が大切です。

受診の手順

受診科:婦人科