平成28年度 第48回生 卒業式 式辞
「梅一輪、一輪ほどのあたたかさ」。これは、松尾芭蕉の弟子、服部嵐雪の詠んだ俳句ですが、寒風の中にも春の息吹を感じる頃になりました。
本日ここに、多くのご来賓のご出席を得て、第48回生の卒業式を挙行できますことは、卒業生の皆さんはもちろんのこと、私たち教職員にとりましても、大きな喜びであります。また、ご来賓の皆様には、ご多用中にもかかわらず、ご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。また、本式典には卒業生のご家族の方々にも多数ご出席いただいていますが、ご子弟の今日の日を、さぞかし待ちわびておられたことと存じます。真におめでとうございます。
さて、卒業生38名の胸中には、講義の勉強やレポート作成、病院や施設での実習、あるいは学園祭やオープンスクールなど、これまでの楽しかったり、苦しかったりした沢山の思い出が一気に駆け巡っていることと思います。皆さんには、本校の教育理念である「人間愛に根ざした看護のできる人材を養成する」という方針もとで、この3年間の教育課程を修了され、本日めでたく卒業証書を手にされました。その精神力と努力に心より敬意を表しますとともに、これまで経験したことのない高齢化社会を目の前にして、看護師として羽ばたかれることを、何にもまして心強く思います。
病院の業務は多くの専門職がそれぞれの機能を担うことで成り立っていますが、それぞれが他の職種とどのように連携するかによって、医療のかたちや効果が違ってきます。そういう中で看護は、医療の高度化・複雑化に対応し、プロ集団として重要な位置を占めるようになりました。一方で、我が国の「医師法」と「保健師助産師看護師法」は、医業の分業化を進める上で大きな足かせとなり、欧米では看護師が行える診療行為であっても、看護師が自律して行うことを規制してきました。しかし最近では、認定看護師、専門看護師さらには特定看護師といった高度専門看護師が領域ごとに養成されるようになり、これからは、限定された看護師業務の枠を越えて、より裁量権を発揮できるような環境作りが進められていくものと思われます。看護師として臨床に進まれる皆さんには、これからの日々を精進する中で、高い専門性を育み、幅広い看護力を磨いて頂きたいと思います。
さて、皆さんはこれから社会人としての第一歩を踏み出すことになりますが、皆さんがすでに認識しているように、これから飛び込んでいく社会は決して甘い環境や情況にはありません。「念ずれば花開く」という言葉。これは仏教詩人、坂村真民さんの詩の一節です。「念ずる」とは、いつも心に思うことで、ひとつの願い事をいつも心にとめて育むと、やがては成就の花が咲くというものです。しかし、念じることも大切ではありますが、それだけでは願い事を叶えることはできません。ホンダ自動車の創立者である本田宗一郎氏は、何事にもチャレンジすることの重要性を強調し、「チャレンジして失敗することを恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。」と言っています。皆さんには、念じていることの条件が整ったと感じたら、失敗することを恐れず、自らの感性に基づいて決断し、何事にも積極的にチャレンジして頂きたいと思います。
最後になりますが、卒業される皆様には、本校で学んだ誇りと、自ら勝ち取った自信を胸に、これからの人生を有意義なものにして頂きますよう祈念して式辞と致します。
平成29年3月3日
国立病院機構米子医療センター
附属看護学校長 M 副 隆 一
平成28年12月21日(水)、米子医療センター2階外来と8階病棟で看護師と学生が協力しクリスマス会を行いました。







平成28年7月9日にオープンスクールを開催しました。
今年の七夕会は、「入院患者さんに季節感を感じてもらい、楽しいひとときを過ごしていただく」というテーマで7月4日に行いました。会場の飾りつけや、笹や輪飾りなど、七夕会らしいものや、見て楽しい気持ちになれるものを多く取り入れ、患者さんに季節感を感じていただけるように工夫しました。
2階外来ホールでは、ミュージカル風の七夕劇を行いました。七夕劇の際には、浴衣を着ることで、季節感を患者さんに感じてもらえたと思います。そして、劇の合間で、私達学生が手作りしたカスタネットでリズムにのりながら、「キラキラ星」と「たなばたさま」をみんなで一緒に歌いました。また、今年も看護部の方々にご協力いただき演奏をして頂きました。選曲には懐かしい音楽もあり、患者さんはとても喜んでれました。
この様子を見ていた先生方からも「患者さんよろこんでおられたよ!」と言ってもらえたり、患者さんが笑顔で一緒に歌ってくださっている様子を見てとても嬉しく感じました。 この後、学生が配った短冊に願い事を書いてもらいました。その笹は学生の代表が神社に持って行き、天に願いが届くよう“おたきあげ”をしていただくようにお願いしました。

