七夕会を終えて
今年の七夕会は、「入院患者さんに季節感を感じてもらい、楽しいひとときを過ごしていただく」というテーマで7月4日に行いました。会場の飾りつけや、笹や輪飾りなど、七夕会らしいものや、見て楽しい気持ちになれるものを多く取り入れ、患者さんに季節感を感じていただけるように工夫しました。
2階外来ホールでは、ミュージカル風の七夕劇を行いました。七夕劇の際には、浴衣を着ることで、季節感を患者さんに感じてもらえたと思います。そして、劇の合間で、私達学生が手作りしたカスタネットでリズムにのりながら、「キラキラ星」と「たなばたさま」をみんなで一緒に歌いました。また、今年も看護部の方々にご協力いただき演奏をして頂きました。選曲には懐かしい音楽もあり、患者さんはとても喜んでれました。
この様子を見ていた先生方からも「患者さんよろこんでおられたよ!」と言ってもらえたり、患者さんが笑顔で一緒に歌ってくださっている様子を見てとても嬉しく感じました。 この後、学生が配った短冊に願い事を書いてもらいました。その笹は学生の代表が神社に持って行き、天に願いが届くよう“おたきあげ”をしていただくようにお願いしました。
8階の緩和ケア病棟では、ハンドベルで「たなばたさま」と「キラキラ星」を、バイオリンとピアノの演奏では、平原綾香さんの「JUPITER」と「君を信じて」を、合唱では、朝の連続テレビ小説ドラマで使われた「見上げてごらん夜の星を」と「野に咲く花のように」を歌いました。配置に戸惑うことがありましたが、患者さんやそのご家族が一緒に歌ってくださり、全員で楽しむことができました。今までで一番良い演奏ができたと思います。
また、誕生日の患者さんの病室にも行かせていただき、誕生日を一緒にお祝いしました。
準備段階では、初めての実習とも重なり大変でしたが、患者さんの笑顔や言葉から楽しんでいただいたということがわかり、とても良い会になりました。来年も、患者さんに一緒に楽しんでいただけるような会を企画していきたいと思います。