宣誓式を終えて
私達54回生は、「初志貫徹〜未来へ届け29人の輝く笑顔〜」というテーマを掲げ宣誓式に取り組みました。「初志貫徹」とは、 最初に決めた志を最後まで持ち続けるという意味です。私達は入学して間もなくコロナウイルス感染症拡大に伴い、自宅学習となりました。 制限された生活や慣れない勉強の中で、「看護師になりたい」と志し始めた最初の気持ちが私達の支えになりました。そのことから、私達のクラス目標は「初志貫徹」としました。 加えて、宣誓式では、未来で29人が笑顔でいられることを願いサブタイトルにしました。
今年の宣誓式は、コロナウイルス感染症拡大防止のため事前に間隔をしっかりとった上で、誓いの言葉の動画を作成し、式の中でその動画を映写するという形になりました。 そして、誓いの言葉の映写の間に移動をしてナイチンゲールから受け取った灯により、学生でハート型を作りました。放課後は綺麗なハート型を作るために、 クラスメイトで意見を出し合いたくさん練習を行いました。本番では誓いの言葉に合わせて綺麗なハート型を作ることができました。
54回生の宣誓式のモニュメントとして一人一つ灯篭を作製しました。灯篭には道に迷わない、道標となる、邪気を払うという意味があります。邪気とはネガティブ、 人に害を与えようとする心です。邪気は私達のクラス目標である「初志貫徹」を成し遂げるために必要のないものです。灯篭には初心を乱されないよう、 また私達が道を誤らずそれぞれが持つ夢・志を照らし続けてほしいという思いを込めました。四面の灯篭のうち一面には目標とする看護師像を書きました。 灯篭を見る度に自分がどのような思いを抱き看護師を目指し、この学校に入学したかを思い出すことで、いつまでも初心を忘れず、どんな時も前を向けられるようにしました。
54回生の思いを込め創り上げた宣誓式は、大変なこともたくさんありましたが、準備や練習を重ねることでクラスが団結でき、良い思い出となりました。 これからも、勉強や実習などをクラス全員で頑張っていきたいと思います。