老年看護学実習Ⅰで学びを深めました(2年生)🍂

 10月から3週間、臨地実習・学内実習・学会参加・全体振り返り会の構成で老年看護学実習Ⅰを履修しました。老年期にある対象の特徴と健康上の問題を学びながら対象に合わせた看護や援助の方法を考え、学びを深めました。

1)介護施設での実習(臨地)
 介護施設で生活している高齢者と関わり、認知症の方とのコミュニケーションについて改めて考え、工夫することが出来ました。施設で働く看護師や介護士、医師、栄養士、理学療法士、作業療法士などの多職種の連携についても学びました。
2)後遺症をもち生活する高齢者についての学び(学内)
 ハンセン病について学習しました。国立療養所長島愛生園歴史館から借用したDVDを使い、ハンセン病の歴史と現在もなお後遺症をもちながら生活しておられる高齢者の実際を学びました。
3)地域で生活している高齢者を対象に健康講座を開催しました(学内)
 地域の老人クラブの方々を招待して「免疫を高めよう」というテーマで健康講座を開催しました。「ウィルスに感染した細胞を壊すNK細胞とは?」、「免疫と笑いの以外な関係は?」、
「口の中の清潔を保つ唾液を分泌させるマッサージをやってみよう!」、「免疫力を高める生活習慣と食事と睡眠について」など講義を行ない、全員で「365歩のマーチ」の曲に合わせて体操を行いました。
 学生は対象に分かりやすいパンフレットについて考え、参加者に理解しやすい講義内容にするにはどうすればいいか、一緒に楽しんで体操ができる曲の選定など、学生全員で話し合いを重ね、練習してきました。当日は、参加者からの質問に対し戸惑う場面もあり、後日、追加学習し回答させていただく約束をしました。正しい知識を伝えることの難しさも学びました。老人クラブの皆様が喜んで帰られる姿を見て達成感を感じていました。
4)中国四国地区国立病院機構・国立療養所 看護研究学会に参加して(学内Web参加)
今年度はWEBでの開催でしたが、一般演題を聴講し、患者に関心を向けることの大切さや高齢の患者へのコミュニケーションで配慮すべき点などを学びました。今後に活かせる学びを多く得ることができました。
 (写真は許可を得て掲載しています)