第19回 中国四国地区国立病院機構・国立療養所看護研究学会を聴講して
私たち56回生(2年生)34名は、令和5年9月22日(土)に島根県松江市にある「くにびきメッセ」で開催された、
第19回中国四国地区国立病院機構・国立療養所看護研究学会に参加しました。
学会参加にあたり、事前に抄録を読んで分からない言葉を調べたり、プログラムを確認して聴講したい演題が効果的に聴講できるようスケジュールを立てたりしました。
初めての学会参加でしたが、事前に準備をしっかりしたことで、とても多くのことを学ぶことができました。一部ですが、私たちの学びを報告したいと思います。
今回の看護研究学会では、多くの看護師の方々の発表を聴講することができ、とても貴重な経験となりました。その中でも特に印象に残ったのが、 患者さんのできないことよりも、できることに着目する、患者さんの強みを活かすということです。これまでの臨地実習では、 患者さんのできない部分ばかりに目線がいっていたことに気づき、患者さんの強みに着目することで、患者さんに必要な支援が見えてくるという学びを得ることができました。
慢性疾患患者のセルフケアへの援助では、説明するだけでなく、患者さんの理解度を把握すること、意欲を高める援助をおこなうこと、傾聴の中で共感・肯定を大切にすることが、 より良い患者教育に繋がると学びました。また、患者さんの思いを傾聴し、一緒に考えていくことも大切であると改めて感じました。全体を通して大切と感じたことは、 看護師間、他職種との情報共有です。情報共有をおこなうことが、患者さんに質の高い医療・看護を提供することに繋がるということを実感しました。
認定看護師や特定行為研修修了者への質問コーナーがあり、将来の方向性を考える機会になりました。また、他の看護学校の学生と交流することができ、とても貴重な体験になりました。
A.A
今回の学びを、これからの臨地実習で活かしていきたいと思います。