学校祭開催 〜コロナに負けるな〜

学校祭実行委員長  2年生 H

 昨年度末から新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、制限された生活を余儀なくされ、学校生活でも、4月中旬には自宅学習となりました。対面授業再開後にも臨地実習や教科外活動は例年通り行うことが難しくなりました。

 私たちの学生自治会活動の中で最も大きな学校祭も実施できるのか、実施するとなれば新しい生活様式の中で、どのようにしたら安全に行えるのかを考えることが必要でした。そして、今年度の学校祭は、密閉・密集・密接を避け、アルコール消毒などを徹底したうえで、例年とはちがう方法を検討し、学生と職員のみで開催することが決まりました。

 そこで、先生方と全学年で学校祭を成功させたいと考え、テーマを「一致団結」と設定し、新型コロナウイルスの感染拡大防止により自由に動けず、たまっていたストレスを発散し、全員が安全かつ、楽しく活動できるよう計画を立てました。

 学校祭1日目は学術集会として、「ぼけますから、よろしくお願いします」というドキュメンタリー映画の視聴と、映画を撮影された信友直子監督(娘さん)のリモートでの講演会を行いました。この映画は認知症を発症された母とその介護を行う父を娘の視点から描かれています。例年通りの臨地実習が行えていない私たちにとって、認知症や介護を体験されたご本人の生活や思いについて聴講し、更に質疑応答の時間も設け、理解を深めることができました。

 学校祭2日目は交流会として、全学年と先生方を縦割りのグループに分け、ドッジボール大会とビンゴ大会を行いました。今年度に入り、ほとんどの学校行事が中止となったことで、関わる機会が少なかった他学年と交流を深めることができ、グループメンバーと一致団結して活動を行うことができました。

 例年とは大きく異なる内容の学校祭となりましたが、制限がある中でも最大限の活動ができ、充実した2日間となりました。

 

(写真は許可をいただき掲載しています。)