学校祭を終えて
平成28年11月3日、学校祭を無事開催することができました。今年は米子医療センター70周年ということで、病院でオープニングセレモニーをさせていただきました。病院の感謝祭と同時開催となったことで、昨年よりも多くの方々が足を運んでくださり、学校全体が賑やかな雰囲気に包まれました。
今年の学校祭のテーマは「STORY〜歴史と伝統をつむぐ〜」でした。このテーマには、今まで先輩が引き継ぎ、守ってこられた伝統があるからこそ、今の自分たちの学びがあるのだと深く考えさせられたことや、この引き継がれてきた伝統や看護の精神を3年生が2年生に、2年生が1年生に引き継いでいく、そこには、それぞれの看護学生のストーリーがあるという意味がこもっています。
私たちは、学校祭のために夏休みを挟みおよそ半年前から、話し合いと準備を進めてきました。私達2年生が中心となり学校全体を引っ張ることや、自分の思いや考えを言葉や行動で表す難しさ、個人の間でもさまざまな困難が生じ、その準備は決して楽なものではありませんでした。また、10月には実習と重なり準備を並行して進めなければならず、不安が大きくなりました。そんな時支えになったのは、学年を超えたひとりひとりの優しさからなる協力だったと思います。実習や受験勉強で忙しい中、私たち後輩のサポートをしてくださった3年生の先輩方、初めての学校祭で分からないことも多い中、積極的に実行委員と話をし準備を進めてくれた1年生の皆さん、学校行事が重なる中でも声を掛け合いながら支え合うことができた2年生、最後まで支えて下さった先生方、そして、何よりお忙しい中この学校祭に足を運んでくださった、小さなお子様から高齢者までの多くの来場者の皆さま、本当にたくさんの方々のご協力のもと、今年の学校祭を成功させることができたと思います。そして、皆様には笑顔で帰って頂くことができ、私たち学生自身も心から楽しむことができたことにより、学校祭のテーマであるSTORYを、また新たに作り上げることができたと思います。
この学校祭を通して得た、支え合う気持ち、助け合うこと、来場者と共に創り上げていく力を後輩にも引き継ぎ、これからの学習や行事に活かしていきたいと考えています。また、今後も地域の方との関わりなどを通し、伝統ある学校ならではの魅力を、学外にも発信していきたいと思います。